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ポックリ死ぬためのコツ
本人も家族も満足な理想の死に方をするために
佐藤 琢磨 著
佐々木 英忠 監修
あなたは人生の最期をどのように迎えたいですか?
こんな質問をされたら「できるだけ苦しまずにポックリ死にたい」と答える人は多いはずです。では「ポックリ死」とはどういう死に方なのでしょう?
そもそも「ポックリ」の語源は、「長く久しく永久にご利益を保ってくださる」との意味を持つ浄土宗の「保久利」という言葉だとされています。現世で功徳を積んだ人は、死後の世界である浄土で永久に利益が保たれるという教えを意味します。「保久利と逝く」→「保久利と死ぬ」→「ポックリ死ぬ」となったそう。「ポックリ死ぬこと」は、「長生きして自分も苦しまず、家族にも迷惑をかけない死に方」ということなのです。
本書は、老年医学の臨床現場で、日々「死」と向き合う医師が理想の死に方「ポックリ死」をするための方法を語る初めての書です。
「どう死んでゆくか」を考えることは「どう生きてゆくか」を考えることにつながるのです。医者として数々の数々の終末期に立ち会っていると、死に方には人それぞれの人生が浮き彫りにされることを感じます。
自分の生と向き合い、今を大切に懸命に生きている人は、死についても真剣に考えようとします。その気持ちがあってこそできるのが、「ポックリ死」なのです。
また、ポックリ死んだ人とそうでない人の最期では、死に対する恐怖はもとより、肉体的・精神的苦痛にも大きな違いがあることは明白です。医者としても「もう少し若いうちから注意していれば、苦しまずにすんだのに」と無念に思うこともしばしばあります。
ですから、今、健康である人、四十代、五十代の、高齢者には程遠い世代である人ほど、早いうちから安らかな終末期に向けての準備をして欲しいのです。(本文「はじめに」より) |
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はじめに
第1章 「ポックリ死」ってどういう死に方?
死に方の三つのパターン 体と脳の衰えるスピード 脳が体より先に衰えるパターン 体が脳より先に衰えるパターン 脳と体が同じように衰えるパターン
「ポックリ死」の三つの条件 本人も周りも満足する「ポックリ死」 本人も周りもつらい突然死 大人気の「ポックリ地蔵」
第2章 「ポックリ死」を医学的に見る
「ボケ」と「ポックリ死」 ボケることは悪いことばかりじゃない 「ボケ」とは脳の麻酔のようなもの 忘れることは大事なこと アルツハイマー病と認知症の違い
「老衰」ってなに? 「老衰」を感じるのはどんなとき 歩かない、歩けない=歩行障害 食べない、食べられない=嚥下障害 「長生き」が何よりも大事 長生きするだけで「ポックリ死」に近づく 若い人たちは高齢者を必要としている 太く短く生きるのは無理
こんな人が「ポックリ死」している 「ポックリ死」しやすい性格 仕事をしている人のほうがポックリ死んでいる 男性と女性どちらがポックリ死にやすい?
第3章 ポックリ死ぬために必要なこと こうすれば「ポックリ死」できる 自分はどのパターンで死ぬのか 「ポックリ死」テスト
脳をケアしよう 新脳と古脳 古脳を活性化させる五つの習慣 (1) 早寝早起きを心掛けよう (2)三食きちんと食べる (3)身だしなみを整える (4)趣味を持つ (5)コミュニケーションを積極的に図る 体をケアしよう トレーニングは「頑張らない」が鉄則 ポイントは下半身の強化 下半身の神経系を鍛える 足回し/自重で行うスクワット/足裏、足指トレーニング 下半身の筋力トレーニング 下半身の赤筋トレーニング 下半身の白筋トレーニング 変則自重スクワット/呼吸を一瞬止めて行うエクササイズ 下半身のストレッチ 転倒による大腿頚部骨折などの予防に効くストレッチ 股関節・両脚の裏側や内側・背中の筋肉・肩関節などに効果的なストレッチ アキレス腱を伸ばすためのストレッチ 栄養を考える 「ポックリ死」のための食事 ポックリ死んだ人の食生活 (1)好き嫌いがなく、三食しっかり食べている (2)節制しない (3)タンパク質の摂取量が多い (4)旬の野菜や果物を多く食べている
疲労を溜めないために 疲労を無視しがちな人間 疲労の種類と管理方法
第4章 「死」や「健康」について考える がん健診を積極的に受けよう いい加減な死亡診断書の「老衰死」 「ポックリ死」の妨げになるもの リビング・ウイルとは? 過度な延命治療と必要な延命治療 外国の「ポックリ死」 年を取ることを恐れない
おわりに
付録 自分はどのパターンで死ぬのか? 診断
ポックリ死ぬための七カ条 |
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